iDeCo拡充の後に改悪あり

私は2021年からiDeCoの積立をしています。今は毎月2.3万円の積立。

iDeCoは60歳まで引き出せないという制約がありますが、運用利益に税金がかからないというメリットがあります。

そのiDeCoの制度が改悪されるようです。。

現行のiDeCoのルール

会社を退職したときに、会社によっては退職金が貰えます。そしてその退職金にはあまり税金がかからないように優遇されています。

さらにiDeCoをやっている人は、60歳以降になれば引き出せて、これも税金がかからないように優遇されています。

つまり、会社勤めの人が退職すると、退職金でも優遇され、iDeCoでも優遇されるという二重にお得な制度だったのです。

しかし、そこにはルールがあって、「会社からの退職金をもらってからiDeCoの引き出しまでは5年は空けてくださいね。そうしないと課税しますよ」というものでした。

分かりやすい解説をしているサイトがあったのでリンクを置いておきます。

今回の改悪の内容

「会社からの退職金をもらってからiDeCoの引き出しまでは5年は空けてくださいね。そうしないと課税しますよ」というルールが、

「会社からの退職金をもらってからiDeCoの引き出しまでは10年は空けてくださいね。そうしないと課税しますよ」というルールに変更されるかもしれないようです。

先ほどの例でいえば、65歳ではなく70歳に受け取りでなければ、この税金額にはなりません。もし65歳でiDeCoを受け取ってしまうと、これよりも税金が多くかかるようになります。実際にどれくらい税金が多くなるのかを計算している人が見当たりませんが、何十万円くらい変わりますかね。

情報源 令和7年度税制改正大綱

一応、Yahoo!ニュースだけじゃなくて一次情報を置いておきます。

以下スクショ。

該当箇所引用 文字起こし

(4)退職金等の支払いを受ける都市の前年以前9年内に老齢一時金の支払いを受けている場合には、当該老齢一時金等について、退職所得控除額の計算における勤続期間等の重複排除の特例の対象とするほか、老齢一時金に係る退職所得の受給に関する申告書の保存期間を10年(現行:7年)とする。

(注)除機の改正は、令和8年1月1日以後に老齢一時金の支払いを受けている場合であって、同日以後に支払いを受けるべき退職手当等について適用する。

令和7年度税制改正大綱より引用

まとめ

5年→10年に変更されたからといって、iDeCoが悪い制度かというと、それでもやらないよりはマシだと思います。

ただ改悪内容よりも問題なのは、長期運用が前提の制度でこのように後から制度変更される点にあると思います。これではポートフォリオに組み込みたくはないというのが正直なところです。

「税金かからないよ!iDeCoおすすめ!」って言っておいて、何年も経ってから「ちょっと制度変えるね!税金かかるよ!」は詐欺行為そのまんまじゃないかな。ましてやiDeCoは60歳まで引き出せないというのに。

限度額が引き上げられますが、私は今の2.3万円拠出のままにしようと思います。

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