共働き夫婦のお金管理体験談|揉めない共有財布と予算設定で貯蓄を最大化

我が家はもうすぐ結婚3年目になります。結婚式や新婚旅行は既に終えて、生活も落ち着いてきました。

友人夫婦も3年目で生活も落ち着いてきたころで、先日ふと「夫婦でお金のことについて話ができてなくてもやッとしている、、」という相談を受けました。何か参考になればと思って、一通りの我が家の家計管理について説明しました。

とりあえず家計簿アプリを入れて家計簿をつけることになったようですが、どうなることやら。

ということで、我が家の家計管理は最強だと思っているので、それを勝手に紹介させていただこうと思います。同じような悩みを持つ誰かの役に立つことができれば幸いです。

揉めないための資産管理:婚前資産と結婚後資産の線引き

我が家では、婚前資産と結婚後資産を明確に分けています。これは結婚した際に、夫婦間でそれぞれの総資産額に差があるとフェアじゃないと思うからです。

また、離婚することになった場合、財産分与の対象となるのは結婚後の資産だけなので、そういう意味でも口座ごと分けています。

婚前資産と結婚後資産の管理図
  • 婚前資産: それぞれが自由に管理し、使い道について干渉しません。
  • 結婚後資産: 夫婦共有口座を作成し、同額を保有します。この共有口座は、独身時代の口座とは別に開設し、結婚後の資産のみを管理します。口座情報は夫婦で共有し、いつでも状況を確認できるようにしています。(ID、パスワードの共有など)

収入も支出も完全折半!共有財布で管理する

次に、日々の収支管理についてです。我が家では、収入も支出も完全に折半する「共有財布」という考え方を採用しています。

イメージとしては、それぞれの給与は一つの財布にすべて入れて、そこから生活費などあらゆる支出をここから支出します。

支出する際には、互いの了承を得た上で支出します。納得されないもの(個人的な趣味の買い物など)は、個人口座から出します。なお、共有口座から毎月お小遣いとして一定額を個人口座に入れます。

我が家のお金の流れ可視化(概略)

実際には、上図のようにシンプルなお金の流れにはなかなかならないと思います。

我が家ではガス代の引落が地元の地方銀行じゃないとダメと言われたり、会社の給与振り込み口座が指定の銀行じゃないとダメと言われたり、いろいろな制限が付きまといました。

その結果、いろいろと都合を繋ぎ合わせて現在は下図のようになっています。

我が家のお金の流れ可視化(実際)

我が家では、生活費の支払いは基本的に妻名義のクレジットカードか家族カードで行うようにしています。もし現金で支払うことがあれば、「立替」として個人資産から支払い家計簿に付け、清算時に共有口座から個人口座へまとめて返金します。

したがって、私の給与はすべて妻名義の夫婦共有口座に生活費として送金するようにしています。

もし月の収支が黒字であれば、妻名義の夫婦共有口座に貯まっていきます。これがいくら貯まっているかも家計簿から計算できるので、ある程度貯まれば夫婦の貯金として折半した額を私名義の口座に移します。

先取り貯金はもう古い!月次・年次予算の設定方法

(※ここで紹介している予算額はかなりボカシています)

我が家では、家計簿を参考に月々の予算と年間の予算を設定しています。

いわゆる「先取り貯金」とは異なり、収入が入る前からお金の使い道をすべて決めてしまいます。予算には貯金や投資も組み込んでいます。(まあほぼ同じですが)

月予算の設定

家計簿の記録をもとに予算設定をします。大事なポイントとしては、ここで予算設定した額の合計は、毎月収入の合計と同じになるように設定します。

月予算

この体制で、予算に収まるよう生活をコントロールしていきます。基本的には月ごとにトータルで黒字ならOKということにしています。

年予算の設定

また、年間予算も同様に設定しています。これは車の損害保険や自動車税など、年に1度しか支払いが発生しないようなものを年予算として設定しています。これは月収支には入れません。年予算の収入は賞与です。

年予算

すべて使う前から使い道を決めておくということです。実際にその通りにならなくても問題ありません。

予算を組み、家計簿を付け、計画からどれだけ乖離しているかを調べ、どうすれば予算通りにできるか、もしくは予算を組み直すか、を考えることが大事だと思います。

結局、家計簿を付けることがすべての土台

ここまで、資産の区分、共有財布での収支管理、月次・年次予算の設定について説明してきました。

これらの仕組みを支える土台となるのが「家計簿」です。家計簿をつけることは、単なる記録作業ではなく、自分のお金の流れを「可視化」し、客観的に把握するための重要な手段です。

定期的な健康診断と同じように、家計簿をつけることで家計の状態をチェックし、無駄な支出や改善点を見つけ、健全な家計運営につなげることができます。

家計簿は、何においても最も重要なツールと言えるでしょう。おすすめの家計簿アプリを紹介しています。

共働き夫婦のお金管理:体験談まとめ

この記事では、共働き夫婦が揉めずに、そして安心して暮らすためのヒントとして、我が家の家計管理術をご紹介しました。

資産の線引き、共有財布という考え方、予算の設定、そして家計簿の活用。

これらの要素を組み合わせることで、お金に関する不安を軽減し、より良い夫婦関係を築くことができると信じています。

この記事が、共働き夫婦のお金管理に悩む方々にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。

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